良書って何かね

今日は閑話休題でただの雑談。

今結構なペースで記事をあげている参考書紹介は、もともと今の医学部6年生が医師国家試験を終わる頃までに終了できればいいなぁぐらいの気持ちではじめました。

やる気のある医学生に、初期研修が始まる4月までに参考にできるようにって想いからです(なんとか予定通りに行けそうでホッとしています)。

なので、本の紹介としては少し内容が薄い部分があったりすることもあるんですけど、実は記事をupした後でチョクチョク書き直していたりします。

あと3記事前後でいったん完了するので、その後はまたさらにきちんと書き直します。

参考にあげている本はできるだけ有名な本から選ぶように心がけています

有名本は有名だけあってわかりやすい本が多いですし、やはり王道から行くのが大事だったりしますので。

ただ、医学書に限らず有名本あるあるだと思うんですけど、有名本は読んでいて難しくても批判しにくかったりします。

自分の能力が足りないからそう感じるだけだと思ってしまうんですね。

例えば、僕は医学書以外も結構読書をします。

医学生になってから、医学生たるもの『利己的な遺伝子』を読むか、と思って手に取ってみたのですが、全く理解ができず途中で読むのをやめてしまいました。

読書自体は今までもしてきましたし、理解力も人並み程度にはあると思うのですが(一応医学部ですし)、本当に理解できませんでした。

しかし、Amazonでの評価は恐ろしいほどいいですよね。

中には「中学生の時に読んだのですが、内容に感動しました」的なことを書いてる人もいます。

医学部である程度遺伝の勉強した僕が全く理解できないのに「本当かよ」と。

もちろん大多数は実際にそう感じているんでしょうが、中には「古典は批判できん」と感じ、いい評価をしている人もいるんだと思います。

話は随分それましたが、要は有名本でも理解ができない、いい本じゃないと思うなら素直に読むのをやめて大丈夫ということです。

僕も参考書を紹介するときはできるだけ自分が読んだ時にこう感じたってのを書くようにしています。

良書ってのは、その人の読む目的によって変わります

今読んでいる本がいくら有名本でも、自分の目的に合っていないなら全く持って意味をなしません

この辺があるので参考書紹介って結構難しいとも感じています。

ですから僕が紹介した本がベストだとも思っていません。

っていうか、本はたくさんありすぎて当然ですが全てを読むことは不可能ですし、読んでいない中でもっといい本もあると思います。

それでも、 “医学生時代から初期研修まで勉強をし続けた人が読んできた本” としてはある程度の意味があると思って紹介しています。

本の序文には著者の想いが強く出ていることがあり、僕は結構読むのが好きです。

序文の想いに自分も共感できた場合は良書だったと感じることが多いですね。

皆さんもぜひ序文を意識して読んでみてください。

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